ドラマのようなホントのこと。
バーバーショップゲインは
茨城県北茨城市にある
男性の髪を専門に扱う
ヘアサロンです。
美容室では難しい、
または苦手とする
メンズカットを得意としています。
刈り上げはもちろん
最近流行のフェードカット、
スキンフェード、
七三(シチサン、しちさん)、
マッシュ系のスタイル、
パーマスタイル、
アイロンパーマなど
理容師の技術と
美容師の技術を
融合させた技術を使いながら
お客様に施術致します。
初めての方はこちらを
読んでください。
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こんにちは、たかひこです。
昨日は次男の誕生日。
4歳になりました♡
4年前、次男が生まれた日は
生涯忘れることの出来ない日。
当時、カミさんのお中には
二人目の子供がいた。
出産予定日は7月20日。
検診時に難しい出産と
言われたカミさんは
東京にある大きな病院に
出産予定日よりも2ヵ月前から
緊急入院していた。
患者さん3人につき
看護師さん1人がつく管理体制。
その看護師さんも全員が
助産師の資格を持つ。
一日の入院費は
7万円。
どのくらいの状態かは
想像がつくでしょう。
担当医師との事前の面談により
帝王切開による
手術日が決められました。
その日は7月1日。
自然分娩での予定日よりも
3週間早い予定です。
そして手術のリスクの説明を受け
通常の帝王切開とは
明らかに違うと感じる
緊迫した説明を受けました。
そしてオレはその日を
息子と二人で待っていました。
そんな中、
4年前の6月12日はは
朝から雨が降っていました。
朝一番のお客様を見送ったオレは
バックルームにある
椅子に座っていました。
時間は9時42分。
次のお客様まで
あと50分ある。
そんなことを考えていた時、
オレの携帯が鳴りました。
画面を見ると
カミさんから。
『あれ!
なんだろう?』
というのも
カミさんとのやり取りは
このところ
メールばかりだったので
この時、
違和感がありました。
電話に出ると
『私、今日・・・
出産になっちゃった・・・。
(カミさんの泣いているのが
分かりました)
たかちゃん、今すぐ来れる?』
たかひこ
『分かった!すぐに行く!
○○(息子)は連れていくか?』
カミさん
『連れて来なくていいよ。
そんなに急がなくていいよ・・・。
どうせ会えないから。』
たかひこ
『なっ・・・。』
出産なのに?
急がなくて良い・・・。
どうせ間に会えない・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
オレは悟った。
死産・・・。
マジかっ!
今回の手術で
カミさんの身体にかなりのリスクが
ある事は医師から告げられていたので
覚悟はしていました。
しか、赤ちゃんの方は
心配していなかった。
それなのに・・・。
手術の予定日まで
あと3週間だった。
あと少しだった・・・。
電話を切ったオレは
急いで身支度を始めた。
母親に
『○○(カミさん)から電話があった。
赤ちゃんダメかもしれないって!』
母
『何それ・・・。
あと少しだったのに!!!』
いつどうなっても良いように
車はいつでも出発出来るように
ガソリンは満タンにしていた。
必要な荷物もリュックにまとめていたので
すぐに行ける。
だけど・・・。
体がいうことを聞かなかった。
死産の話を聞いたオレは
全身が震えていた。
この状態で車の運転は無理だ!
そう判断したオレは
急きょ電車で行くことにした。
実家の台所に貼ってある
電車の時刻表を見た。
指をさしながら
「え~っと・・
10時台のスパーひたちは?」
母
「たかひこ!
それは下りの電車だよ!」
動転していた。
急いで支度をして
母の運転する車に乗った。
大雨の中、
母の運転する車は
水たまりを通るたびに
スピンしそうになった。
たかひこ
「お母さん!
電車の時間は
余裕だから安全に!」
母の手も震えていた・・・
電車を待っている時間が
どうしようもなく長かった。
絶望な気持ちの中
2時間後、上野駅に着いた。
リュックを背負い
走ってもグラグラしないように
胸と腰のベルトも締めた。
靴ひもも締め直し
万全の状態で上野駅に着き
ドアが開いた。
全力で走った。
雨の影響で濡れた駅構内は
滑りやすかった。
転んだら元も子もない。
歩幅を狭く
足の回転を速くすることだけに
集中した。
そして
次の電車に乗り換えた。
そうして
病院の最寄り駅に着いた。
そこから病院に向かって
全力で走った。
もう間に合わないんだから
走っても意味がないのだろう・・・。
でも走った。
そう遠くない病院が
遠くに感じた。
もう胸と背中がくっつきそうな位
肺が苦しかった。
途中、すれ違う人たちが
何事だ???
みたいな感じで
オレを見ているのが分かった。
やっとの状態で
病院の入り口に着いた。
だが、
ここで疑問が!
『どこに行けば良いんだ?』
そう、どこに行けば良いのか
分からなかった。
病院の案内表示を見た。
手術室は4階。
とりあえず
4階に向かった。
エレベーターでの
移動がもどかしい。
表示される階数を
見てようやくドアが開いた。
ドアが開き
最初の角を曲がった。
その時、手術室のドアが開くのが見えた。
『佐藤さんの
ご家族の方~?』
嫌な瞬間だった。
見たくなかった。
でもカミさんが9か月間
頑張った結果だ!
受け止めよう・・・。
そう想って返事をしたオレは
その看護師さんの所に向かった。
するとその後ろから
赤ちゃんの泣き声が聞こえた。
変なカプセルを押しながら
もう一人の看護師の姿があった。
看護師
『男の子ですよ~(^^♪』
たかひこ
『へっ??
生きてんの・・・?』
なんのことか
さっぱり分からなかった所に
カミさんの両親がやって来た。
今朝のカミさんとのやり取りを
カミさんの両親に話をした。
どうやらオレの
勘違いだった。
カミさんの電話を
もう一回思い返すと
カミさん
「私、今日
出産になっちゃった・・・。
たかちゃんすぐ来れる!」
たかひこ
『なに!!
○○(息子)も
連れて行くか?』
カミさん
「いや、
連れてこなくていい!
どうせ会えないから・・・。
たかちゃんも
急いで来なくていいよ。
どうせ間に合わないから・・・』
つまり、
こういうことらしい。
今から出発しても
手術が始まる前までには
間に合わないから
急がないでゆっくりでいい。
息子を連れて来ても赤ちゃんは
特別な病室に入るだろうから、
息子と赤ちゃんは会えないから
連れてくなくてもいい。
息子を連れてきても
カミさんの病室には入れないから
連れて来なくてもいい
ということだった
確かにカミさんの口から
赤ちゃんの命が
どうこうという話はなかった。
すべてはおれの勘違い!
オレはとんだ
うっかり野郎なんです!
赤ちゃんが手術室から出てきて
しばらくした後、
カミさんが出てきた。
『おつかれさまでした!
頑張ったね!』
と言った後、
今回の一連の流れを
カミさんや家族に話し
みんなで笑った。
あれから4年。
あの時の赤ちゃんが
何百人もの前で
堂々としている。
↓
あっという間の4年間。
特に躾けようとは
思わずに
楽しく過ごしてくれれば
と思い今日まで来た。
あんなに小さかった
赤ちゃんだったあの子が
こんなにも大きくなって…。
昨日はみんなで
お誕生日のお祝いパーティー♪
4歳、おめでとう!
以上、最後までお読み頂き
ありがとうございました。
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