刈り上げが本当に出来る人ってどんな人?その4
今日は夏至の日。
昨日とは打って変わって晴れ。
朝から蒸し暑さを感じます。
こうなってくると
夏が近いなって感じます。
基本的にオレは夏が好き。
昔から寒がりだったこともあったが、
熱いのはそんなに気にならないんです。
今日は一年で一番陽が長い日。
ビアガーデンの話も出てくる頃でしょうか。
さて、そんな日に書く今日のブログは
先日から書いている
『刈り上げが本当に出来る人ってどんな人?』
シリーズ。
今日は4回目です。
まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。
↓
では本題です。
刈り上げにおいて
クシは定規の役割があり、
ハサミはクシの歯の根元で一直線上で切る
と伝えた。
で、そのハサミの使い方の続編です。
前回はこんな風に
↓
↑クシの歯の根元で
一直線上で切ると伝えた。
ただ刈り上げって
同じところを切っていても
いっこうに髪型は作れないので
上に切り進みます。
というわけで
ハサミとクシを同時に動かしながら
切っていくわけです。
で、ポイントはここからです。
キレイな刈り上げを作るには
一定のリズムというのがあります。
ではそのリズムとは何でしょうか?
そのあたりを具体的に
説明をしましょう!
ポイントはクシの歯と歯の隙間にあります。
これを『クシの目』と言うのですが
こちらをご覧ください。
↓
で、このクシだと
この目の大きさが『3mm』です。
刈り上げをハサミで行う場合
ハサミを開閉して刈り上げるわけですが、
連続ではさみを開閉しながら
クシが進んで行き
刈り上げが出来るわけです。
ここで連続ではさみを開閉する場合に
それに合わせてクシも上に進むわけですが、
このクシの進む距離が大事なんです。
↑例えばこのクシだと
クシの目の大きさが3mmなんです。
この場合、一度に
切れる毛束は3mm×3mmとなります。
ちょっと分かりにくいので
こちらを見てください。
↓
3mm×3mmの四角が
一回のハサミの開閉で
正確に切れる毛の量なんです。
なので
ハサミを一度開閉して髪を切ったら
左手に持つクシが次に上がって良い距離は
3mmなんです。
そしてこれを連続で行うのが
刈り上げです。
もちろんクシの大きさが変われば
クシの目の大きさは変わるので
この進む距離も変わります。
3mmずつ左手を動かす・・・。
はっきり言って難しいです!
ただ、人間トレーニングをすれば
必ず出来るようになるものです。
こういう基礎が出来ている技術者の
刈り上げはなんといっても
『品』があります。
そんな刈上げスタイルが
オレは好きです。
本日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。
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