品がよく見える人、見えない人。
先日、家の近くの
セブンイレブンに行った時のこと。
レジで順番を待っている間に
前に並んでいる
男の子の髪を見ていました。
すると…、
切り残しというか
パヤ毛というか
ぴょんぴょんと
髪の毛が飛び出して
いるんですよね。
これってどんなハサミで
カットしたかが一目瞭然なんです!
カットをするハサミには
大きく分けると2種類あります。
1つは
ブツ切りに切れる
ブラントシザーというハサミ。
もう1つは
梳ける(すける)ハサミで
スキバサミもしくは
セニングシザーというハサミ。
冒頭で紹介したお子さんの
髪はスキばさみで
カットされています。
また、
スキバサミにはハサミを一回
開閉すると、
髪の毛の何%が切れるかで
種類が分かれます。
例えば
100本の髪の毛を
90本切れるスキバサミの
梳き率(すきりつ)は
90%となります。
同じように
100本の髪の毛を
1回のハサミの開閉で
20本切れるとなると
そのスキバサミの
梳き率は20%というわけです。
話を戻して…、
子どもの髪を見ていたら
ピョンピョンと
髪の毛が出ていたという話ですが、
このピョンピョンと
髪の毛が飛び出している状態は、
カットをした技術者が
90%のスキバサミや
40%のスキバサミで
刈り上げた場合に
起こる現象です。
こういうハサミで
普通に刈り上げようとすると
どうしても『ピョンピョン』
と、飛び出した髪の毛が
出るんですよね。
丁寧な技術者ですと
その後にこの飛び出した
髪の毛をチェックして
切る方もいます。
ただ、
誤解のないように
言いますが、
こういうハサミで
カットをするのが
ダメと言っている
わけではありません。
こういうハサミを使って
刈り上げると
ブツ切りのハサミでは
出来ない柔らかい雰囲気の
刈り上げに仕上がりますから。
要するに
ハサミは使いよう
ということですね(^_^)
ゲインでは
このスキバサミは
90%
40%
25%
20%
10%
8%
と、6種類の
スキバサミを使って
髪型を作ります。
いくつものハサミを
使い分ければ良いというわけでも
ないですが、
適材適所で使い分けています。
ピョンピョンとアホみたいに
飛び出している毛がある髪型と
そうでない髪型。
どちらが上品に見えるかは
分かりますよね・・・?
どんなに親がおしゃれで
子どものカッコイイ服を着せても
髪型で損をしている場合は
けっこう多いです。
ちなみに今回の例、
子どもを例にしていますが
これって大人の男も
一緒ですからね。
どうせ髪を切るならば
品の良い男に見られる
カットをしてもらってくださいね。
それでは、また明日。