技術プロフィール④
こんにちは、たかひこです。
前回までのブログ
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理容技術の最終課題である
アイロンパーマをサロンワークの中で
身につけていった私は
次なる課題に向けて動こうとしていました。
日本人の硬い髪をこれだけ自由に曲げられる
アイロンパーマの技術を
もっと他の髪型に生かせないかな~と
考えていたのです。
そこから私は様々なセミナーに行っては試し、
試しては学ぶということを
繰り返していきました。
ちょうどこの頃
私が所属していた仕事仲間のグループで
アイロンパーマについてのセミナーを開く
という情報が入りました。
当然、いつものように
そこでも新しい学びがあるあろうと
考えていた私は
そのセミナーも受講しようと
考えていました。
ところが・・・!
セミナーを受けるつもりでいた私でしたが
逆に『お前が教えろ!』
と言われたのです。
講習を受けるつもりでいた私が
逆に講習を開き、
50人以上の人前で実技をしろ!
ということでした。
それまで修業時代スタッフに
技術を伝えることはあっても、
見ず知らずの他人に自分の仕事を
見せたことはありませんでした。
その話が来た時は嫌でしたが
『自分を伸ばす良いキッカケかもしれない』
と思い、その話を受けることにしました。
そこからセミナーを開くための
勉強会が毎週開催されました。
一つのセミナーを行うにあたり
10名くらいでチームを組んで
半年がかりで作り上げます。
その時のチームの中に
私の技術を変えてくれた方がいました。
ある時、
チーム内での勉強会で
その方の前で
私が技術をすることになりました。
緊張しながら精一杯やりました。
ようやく終えた所で
待っていた言葉は・・・。
『なんだそりゃ~
そんな技術なら誰だってできるだろ!』
『頭の形とか髪質とか
全く考えていねーだろ!』
『全然ダメ!話にならね~!』
ボロカスな言葉でした。
当時、お店でも支店長を任され
それなりにお客さんをやっていた時の
この言葉。
しばらく凹みました。
『オレ、この仕事向いていないのかな~』
と、毎晩考えさせられました。
凹んでいる間、
私はこの言われた言葉を
想い出しながらサロンワークをしました。
すると自分の仕事に
パターンがあるということに気付きました。
パターン・・・。
そのパターンとは
お客さまのなりたい髪型ではなく、
私が出来る髪型にしていただけということ。
お客さまに似合わせて
カットをしているのではなく、
私のパターン化されたカットの中に
無理やり当てはめていただけの仕事。
そう、お客さまには頭の形に合わせて
髪型を作ります!
というのは言葉ばかりで、
パターン化された仕事をしていたのです。
そのあたりを
見抜かれていたのでした。
それから骨格というのを
意識してカットをするようになりました。
といっても
すぐに出来るというものではありません。
そんな中、月日は進み
人前で講習を行ました。
無難に終えた講習でしたが
自分自身の課題が浮き彫りになりました。
それからしばらくして
修業時代を終える日が来ました。
28歳の時でした。
↑写真は卒業の日
18歳で東京に出てから
あっという間の10年間。
10年ぶりに茨城に帰ってきた私は
実家で練習を続けていましたが、
思うようにヘアスタイルが作れていない
もどかしさから現状を打破したくなりました。
あの時、
ボロカスな言葉とともに
指導してくれた方のもとで
『勉強させてください』
と、東京まで通うようになりました。
その時の内容で
パーマスタイルを学ぶ機会がありました。
パーマというと一見、パーマをかけることや
使う薬に目が行きがちだと思いますが
カットの大切さを知りました。
本当の意味でのパーマに合わせた
カットというものを知ったのです。
今までは切った髪型に
パーマを合わせていました。
でも
本当はそうではなくて
パーマスタイルのためのカットがある
ということを知りました。
つまり
カットだけで作る髪型と
パーマをかける髪型では違うということ。
このころから
お客様に提供するパーマスタイルが
変わり始めました。
その頃に作った髪型。
↓↓↓
骨格を考えろ!
素材を見極めろ!
髪がどうしたいか感じろ!
髪がどう動きたいか感じろ!
様々なことを言われながら
自分なりに少しずつ成長を感じてきた
私でしたが、
ここでまた一つ
自分に足りていないところを
見つかりました。
それはベーシックな技術である。
ベーシックと言っても
理容の分野においての
ベーシックは出来ていましたが
ここでいうベーシックは
分かりやすく言うのならば
女性のカットの仕方のベーシックです。
素材は同じ髪なので
カットするのに男性も女性もないのだですが、
長い髪になると圧倒的に
クォリティが下がりました。
そこでまた一つ
私は新たな決意をするのです。
つづく。
BARBER SHOP gain
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