総合調髪の値上げを出来ない理容室
こんにちは、
佐藤たかひこです。
40代の男性を中心に
髪を切ったり
薄毛を改善したり
お顔のお肌ををキレイにしする
バーバーショップゲインを
経営しています。
また、
同じ志を持つ理容師を
応援することを目的に
理容室を専門にした
gainer経営塾を開いています。
今日のお話は
理容室経営者に向けてのお話です。
『総合調髪』の料金を変えたい!
そう思っている理容室の経営者は
少なくないですよね。
でも・・・、
実際に料金を上げると
お客さまが離れてしまう。。。
そんな心配があるので
ずっと同じ価格。
お客さまが離れてしまうのでは?
という心配を
もう少し具体的な数字で
感じてみませんか。
行動経済学の中に
『確率加重関数』
というものがあります。
これは簡単に言えば
人は、低確率を高く見積もり、
高確率を低く見積もる
というものです。
どういうことか
もう少し具体的に説明しましょう。
こちらの数字をご覧下さい。
↓↓↓
「確率加重関数」
0% → 0%
1% → 5.5%
2% → 8.1%
5% → 13.2%
10% → 18.6%
20% → 26.1%
50% → 42.1%
80% → 60.1%
90% → 71.2%
95% → 79.3%
98% → 87.1%
99% → 91.2%
100% → 100%
左側が実際の確率で、
右側が人が感じている確率です。
例えば宝くじが良い例です。
宝くじって当たる確率は
ほとんどゼロに近いですよね。
でも、
誰もそうは考えない。
宝くじって買った瞬間は
当たりそうな気がするんですよね。
これって頭の中で
『1億当たったらどうしよう!!』
って思うからです。
反対に
外れた時のことは
あまり想像しないんですよね!(^^)!
もう一つの例は
飛行機です。
『飛行機が落ちそうな気がする』
という予感についてです。
飛行機が落ちる確率は、
宝くじが当たる確率よりも
低いと言われています。
ということは
ほとんどの飛行機は落ちないわけです。
それでも私たちは
飛行機が落ちてしまった時の事を
想像してしまうんですよね。
だから不安になります。
低い確率を大きく
見積もってしてしまうんですよね。
もう一度こちらをご覧ください。
↓↓↓
「確率加重関数」
0% → 0%
1% → 5.5%
2% → 8.1%
5% → 13.2%
10% → 18.6%
20% → 26.1%
50% → 42.1%
80% → 60.1%
90% → 71.2%
95% → 79.3%
98% → 87.1%
99% → 91.2%
100% → 100%
あなたのお店に
お客さまが100人いたとします。
そのお客さまのカルテを
一枚、一枚見ながら
考えるのです。
例えば、
Aさんというお客さまが
いたとします。
そのAさんを考えながら
4,000円の総合調髪の料金が
5,000円になっても来てくれるかな?
と考えた場合に
来てくれそうという感覚が
70%かな~と思ったら
実際には9割の確率で
来てくれるということです。
もちろん、一人ひとりは
違うので一概には言えないですが
決断をする後押しにはなると思います。
迷っている間だけ
月日は流れます。
決めることの早さや
行動することの早さも
経営者ならば大切な資質です。
とはいえ、
実行するにはいくつもの壁が
立ちはだかります。
考えているだけならば
誰でも出来るんですよね。
行動出来ない人がほとんどです。
では、どうしたら
行動出来るのでしょうか?
つづきはまた明日。