バーバーショップゲイン7年目突入！
こんにちは、たかひこです。
ゲイン6年目の年が
今日で終わります。
今から6年前、
2017年1月6日に
バーバーショップゲインは
オープンしました。
思い起こせば18才で
高校卒業後、
すぐに上京して
この業界に入りました。
専門学校に通いながら
住み込みで働く寮生活。
風呂トイレ共同で
3.8畳の部屋は二人部屋。
掃除、洗濯に始まり
カットまで6年かかり・・・。
合計10年かけて仕事を覚え
28歳の時に
茨城に戻って来ました。
その後は両親が経営する
実家のお店で働きながら
となりにある車庫を改造して
お店が作れないかな～と
淡い夢を抱きました。
毎晩、
車があるガレージの空きスペースに
タオルを干しながら
『お店をここに作るとしたら
ここを入り口にして、
ここでカットをして
トイレはこのあたりかな・・・。』
なんて夢を抱きながら
過ごしていました。
それまでのヘアサロンの主流は
施術をスタッフが交代しながら
行うやり方。
でもオレが考えたのは
たったお客さま一人のためだけに
向き合う空間。
すごく非効率的だけど
こんなお店があったら
オレ自身が行きたい！
そんなお店が
作りたかったんです。
ここに私1人で
最初から最後まで
トータルで接客、
施術をするお店を作ろう！
オレとお客さまの
二人しかいない空間。
お客さまがまわりを
気にしなくてもいい空間。
髪の悩みを
気軽に話せる空間。
車庫を改造して
そんな空間を作ろう！
オレは決断しました。
建てる場所が決まったら
工事業者さんを探しました。
始めは手探りでした。
ネットで調べた会社、口コミで聞いた会社に
コンタクトを取りサロンづくりについて話し合い
見積もりを取るということを行いました。
一つの会社に対して
一カ月から二カ月の話し合いを費やしました。
相見積もりなどはせず
この工事会社が信頼できるかどうかに
重点を置きました。
どこの会社も
最初は調子の良いことを言いました。
しかし、話を進めて行くと
約束を守らない
テキトーな業者さんばかり・・・。
デザイナー気取りで
こちらの考えを聞こうともせず、
奇抜なサロンを提案する業者もいました。
その度に・・・、
心が疲れました…。
そんな姿を
一番近くで見ていた妻は
『ホントにお店作れんの？？？』
と、心配を通り越して
テキトーな業者さんに飽きれている様子。
でも、
オレは絶対に諦めない！
このまま今の店でも良いや！
とは1ｍｍも思わない。
こんなお店でこんな仕事をして
絶対お客さんを満足させる!
ただそれだけの想いで
踏ん張りました。
そうして一年半の間に
コンタクトを取った会社は
9つ！
地元の工務店から
ハウスメーカーが5社。
ヘアサロンを専門に工事する
会社が4社。
この中から業者さんを選びました。
実は9つの会社とやり取りするなかで
このゲインの工事をお願いした会社は
2つ目に出会っていた会社でした。
見積もりをお願いしたところ
金額が一番高かったので
あきらめた会社だったのです。
もう少し金額を抑えて
作って頂ける会社は
ないだろうか？
そう考えて9社を回ったわけです。
おかげで1年半も遠回りしました。
でも、そのおかげで金額は高くても
『オレの想いを一番理解してくれる
この人にお願いしよう！』
と覚悟ができました。
何もないこの空間に
オレの想いを込めよう！
工事がスタートしました。
今回、工事をお願いしたのは
山形県の工事会社。
こだわりが強い私は
めんどくさい客だったはず。
でも、そんな私に根気よく
付き合って頂きました。
レイアウトを何度も何度も
話し合いました。
壁の高さ、棚の位置
仕事をする動線、トイレの位置
様々な部分を細かく修正して
オレ自身もレイアウトを書きました。
その数、150枚以上。
ずっと思い描いていた構想が
着々と進んで行きました。
その中で水道関係の工事は
地元の業者さんにお願いをしました。
その水道業者は
オレの幼稚園時代からの友人。
工事期間が短かったので
日中は大工さんが作業しているので入れず
水道工事の友人は
夜に工事をしてくれました。
早朝から夕方まで違う現場で働いたのに
夜に集って
深夜1時まで毎日やってくれました。
年末もお正月も関係なく
毎日来てくれて準備を手伝ってくれました。
この友人たちがいてくれたから
このお店があるのです。
何でこんなにしてくれるんだろう？
手伝ってもらいながら
毎日想っていました。
もうオレにはどうやったって
恩返しは出来ないくらい・・・。
『友だちだから…。』
という理由だけでは
全然足りないくらい
こんなにもしてくれて
『ありがとう！』
以外言葉が見つかりませんでした。
マンツーマンサロンって
一人でやるから他人は関係ないって
どこかで思っていた自分がいました。
だけど違うんだなって・・・。
たくさんの方の協力があって
今の自分がいる。
オープン前夜に完成したお店を見ながら
涙が溢れました。
何度も何度も
東京のショールームに行き
カットされる時に
快適な座り心地の椅子を探しました。
シャンプーされていて首が痛くならず
まるでベットで寝ているような
シャンプー台を探しました。
どうせやるならば最高の器材で
お客さまをお迎えしたい！
そんな想いで
たかがカット椅子に
100万円以上かけて
たかがシャンプー椅子に
100万円以上かけて
経営者としては正しい選択では
なかったかもしれませんが
オレの想いを優先した自慢のお店です。
gain（ゲイン）は勝ち取るという意味。
幸せを勝ち取る強い男を創る！
という意味です。
『もう年だから…』
とあきらめている父親（オヤジ）たちの
本来の魅力を引き出すことで
明日への活力を与えたい！
そして息子から自慢されるくらい
生き方までカッコイイ父親（オヤジ）を
世界に送り出したいという想いから
名付けました。
オープン前に
描いていたことがあります。
それがこの3つが出来るお店を作ろう！
という考えです。
☑ケア
☑ヘアデザイン
☑リラクゼーション
男性には欠かせない
薄毛に対応する育毛ケア。
そして日常のリズムをリセットできる
ハイドロスパ。
この2つを掛け合わせたことにより
ケアとリラクゼーションの分野に
さらなる厚みを増すメニュー構成になりました。
ゲインを作って6年が過ぎて
ようやく形が見えてきました。
とはいえ
まだまだ道の途中です。
この道の先に
私の思い描く世界があります。
その世界へゲインを通して
お客さまと一緒に進んで行きたいと想います。
バーバーショップゲイン7年目
よろしくお願いいたします。
