こんにちは、茨城県北茨城市の
バーバーショップゲインの
たかひこです。
今回はプライベートのお話。
今日は『成人の日』でしたね。
といっても
茨城県北茨城市の成人式は
昨日でした。
というわけで久しぶりに
二十歳の成人式の写真を見返しました。
実家の玄関にて
↓↓↓
お次は実家の部屋で。
↓↓↓
こんな写真を見返しながら
当時の成人式を思い出していました。
今日、思い返したのは
『江崎(えざき)君』のことです。
江崎君は、
高校からの友だちです。
高校入学時にクラスが一緒になって
高校3年間同じクラスでした。
部活も違うので
特に仲が良かったわけでもなく
ホントにクラスメイトという感じでした。
私が高校3年生の秋、
江崎君と私は教室での席が
前後になったということもあり
よく話すようになりました。
この時は、江崎君は
東京の大学に進学する予定。
私は理容の専門学校に進む予定でした。
この頃の私は
理容の専門学校に進むと決めたものの
どこの専門学校に行くか迷っていました。
茨城県水戸市、福島県いわき市、
そして東京。
どこの専門学校に行くか
悩んでいました。
地元の専門学校も良いけど
なんか小さくおさまってしまうような
気がして、
どうせだったら東京で!
という気持ちもありました。
そこで自分自身の気持ちを
確かめるかのように
東京の専門学校に
見学に行きました。
見学から帰ってから
しばらくの間、私は悩みました。
福島の専門学校は
父の知り合いが多そうなのが
嫌だったし、
東京の専門学校には
挑戦してみたいけど
お金もかかるだろうし・・・。
祖父祖母は寂しがるかな
というのもあったし・・・。
結局、バランス的には
茨城の水戸の学校かな・・・。
そんな感情で揺れ動いていました。
そんな時、休み時間に
私は席の近かった江崎君に
自分が今、迷っていることを
話しました。
すると彼はこう言いました。
↓↓↓
『たかひこ~、
1回くらい東京に住んでみろよ!
この先さ~こっちで進学して
こっちで就職したら転勤でもない限り
東京で一人暮らしをするなんて
出来ないんだよ。
だからオレは、
他の地方の大学ではなくって
東京に行くって決めたんだよね。』
↑↑↑
私の東京へ行く気持ちは
この彼の何気ない一言で決まりました。
『そうか、そうだよな。
よし!オレ、やってみるわ!!』
そう言って
私は東京の専門学校に行くことを
決めました。
そんな専門学校に入学して
2年目の終わるころ、
成人式がありました。
地元の仲間とお祝いしたい気持ちで
北茨城市の成人式に参加しました。
式に参加すると
同じ中学出身の仲間と懐かしみ、
楽しい時間が流れていました。
しばらくすると
ひょっこりこっちに
歩いて来る男がいました。
江崎君でした。
江崎君は
『たかひこ!
久しぶり~、元気?』
そう、声をかけてきました。
私は一瞬、思った言葉を飲み込み
『おお~元気だよ!』
とだけ返しました。
江崎君は違う学校だったので
わざわざ声をかけにきてくれたのでしょう。
ホントは感謝の気持ちを
言いたかったけど、
なんだか恥ずかしくて・・・。
以来、彼に会うこともなく
今、どうしているか分かりません。
でも・・・、
もし今、江崎君に
どこかで会うことがあったら
私はこう言いたいです。
『お前があの時言った
”どうせだったら1回くらい
東京に住んでみろよ!”
という言葉でオレは
東京に行くことを決めたんだよ。
おかげで良い出会いが
たくさんあった。
良い友だちにも
恵まれた。
良い師匠にも
恵まれた。
良い先輩、良い後輩にも
恵まれた。
そして妻に出逢った。
妻に出逢わなければ
可愛い息子たちは生まれなかっただろう。
お前は
覚えていないかもしれないけど、
お前が言った何気ないあの言葉で
オレの人生は大きく変わったんだ!
ありがとう!』
って言おうかな。。。
25年も前の成人式の写真を見ながら
そんなことを思い出しました。
ありがとう、江崎君。
おわり。