高校生の髪型を変える。
こんにちは、たかひこです。
今日は定休日。
早朝よりお店の大掃除。
普段出来ない部分を
きれいに出来るのは
気持ちが良いですよね(^_^)
その後は子どもたちの部屋の
クローゼットの整理。
買った服ともらった服が
ごちゃごちゃ・・・。
これでは息子たちが
自分で整理するのは
ちょっと難しいと感じたので
衣装ケースにすき間を作る
作業を行いました。
終わったら
どの部分に自分の服があるかを説明。
この春、小学校1年生になる
次男が自分で出来るように。
自分で出来るようにと言えば
先週はこの春、
高校生や大学生になるお客さまが
続々とご来店。
新しい環境をきっかけに
新しい髪型にチャレンジする方が
多いです。
今まではあまり髪型に
興味はなかったけど
髪型を変えたことで
おしゃれを意識する
少しでもきっかけになれば
うれしいです。
私がこういうことを
想うには理由があります。
小、中、高と野球部で過ごし
丸刈りをしてきた私は
高校野球を引退した高3の夏、
ついに丸刈りから卒業します!
さぁ~これから
どんな髪型にしようかなぁ~と
楽しみにしていました。
とりあえず夏休みが終わるまで
髪を伸ばました。
そして夏休みが終わるころ
父にこう言いました。
たかひこ
『これから伸ばしていきたい!』
そして、すその方だけを短くしました。
丸刈りから伸ばしていく時に
誰もが行う期間ですね。
そこから2ヵ月伸ばして
もう一度父に頼みます。
たかひこ
『伸ばしていきたいんだけど、
どうしたら良いの?』
父
『分かった。』
まわりは刈り上げられ
前髪やトップの部分は
長く残し軽くなりました。
たかひこ心の声
『なんで刈り上げんだよ!
また短くなっちまったじゃね~か!』
その頃の私
↓↓↓
でも言えず・・・。
そこから2ヵ月後
季節はクリスマス。
やっと伸びた髪で
たかひこ
『今度は前みたいに
刈り上げないでくれ!』
父
『分かった。』
そう言って父は私の髪を
今までとは違う切り方で切っていくのを見て
今度こそ変わると思ったのです。
しかし結果は・・・。
たかひこ心の声
『なんか違う…。バスケ部のアイツや
サッカー部のアイツみたいに
もっとカッコよくしてほしかったのに…。』
そうなんです。
今まで髪を伸ばしてこなかった私は
髪型の注文をどう言えばいいかが
分からなかったのです。
私の髪は直毛で
サイドはピンピン跳ねる髪。
トップは生え方が前へ流れるのが強いため
ペタンとしてしまってボリュームが出ない。
時代は
ワックスで髪を
立たせるのが流行っていた時。
でもそんなカッコいい
髪型にはなりませんでした。
この頃が私の
髪への原点とも言える時代です。
ここから20年以上が経ち
今度は私が髪を切る立場になりました。
これらの経験を元に
○お客様は髪型の注文の時に
どう言って良いか分からない。
○どんな髪型があるのか
分からない。
○どんな髪型が
自分に似合うのかが分からない。
当時、経験したこういう感覚を
大切にすることで
髪型の注文を聞く時にお客様の心情を察し
カウンセリングの時に役立てています。
あの時、こんな風に自分に言ってくれる人がいたら
良かったのに…。
あの時、こんな風にカットしてくれる人がいたら
良かったのに…。
そんな人を少しでも救えたら…。
それらの想いを胸に。
私がこのお客さまの立場だったら…、
こうされたら嬉しい!
そういう技術者としていられるように
日々お客さまに接しています。
あの時の自分と同じように
注文は上手く言えないけど
人一倍カッコよくなりたいと
思っている方の役に立ちたいから!
それでは、また明日。