24年前の自分。
今日、高校3年生の髪を切りました。
私が高校3年生の時の
野球部を引退して
髪を自由に伸ばせることに
なった時、
それまで丸刈りだった私は
髪をどうしていいか
分かりませんでした。
結局、
親が理容師ということもあって
伸びたから切るというだけでした。
ただ、
漠然とながら
本当はこうしたい!
みたいな想いがありました。
しかし、
どう伝えていいか分からない。
それまで
おしゃれとは無縁の
田舎の高校球児が
髪型の希望を
的確に伝えられるわけは
ないんですよね・・・。
そんな経験から
現在はお客さまと接するときに
こんな工夫をしています。
①様々な提案をする。
今の状態から出来る髪型は
こんな髪型が出来ますよ!
と言って
いくつかのパターンを提案する。
あとは、
将来こうしたい!
みたいなものがあれば
今、どうするべきか
という提案。
これによって
お客さまが具体的なイメージを持てたり、
自分の可能性を知ることが
出来ます。
②上手く言わなくて良いから
何か気になることや、
やりたいことの単語を言ってもらう。
髪の専門家でもない
素人の方が
的確に注文を出来るはずがない
と思っているので
支離滅裂な注文は
よくあります。
だけど
その注文の言葉の中に
その人がやりたい希望や気持ちが
入っています。
その中からキーになるものを
見つけ、
その人が何を求めているか
探っていくわけです。
これによって
思っていることを
上手く言おう!
と思わなくて良くなります。
言いたいことを言えば
後は私の方でひろい
誰に言われたわけでもない
私だけのカウンセリングのやり方です。
上手く言えなかったあの時、
こんな人がいたら良いな!
そんな人になりたくて
今日も新規の高校生をカットしました。
今後が楽しみです。