カットの秘密♡
こんにちは、たかひこです。
昨日ご来店のお客さまを
カットしている時に
こんなことを言われました。
↓↓↓
お客さま
『佐藤さんにカットされていると
いつも眠くなっちゃうんですよね。
きっとカットが上手いんでしょうね!』
実は、
私がカットを学び始めた時から
師匠から常々
カットは快感技術だぞ!
と強く言われてきました。
快感技術とは
どういうことかというと、
カットは上手に髪型を
作れば良いものではない。
カット中にハサミのリズム
クシの当て方など、
それらの感触のすべてが
気持ちい良いもので無くてはならない。
カット中にハサミが
微妙に引っかかるというのは論外だが、
カットの手さばきや
ハサミの開閉のリズム。
クシの入れ方やとかし方など
常に意識してトレーニングしてきました。
実は修業先のお店で
店長をしていた頃、
そのお店を
リニューアルする機会があり
工事のためお店を2週間ほど
休業しました。
その休業している間、
師匠と一緒に働く機会がありました。
師匠の見ている前で
お客さまをカットするわけです。
というのも
修業先のお店は本店と支店の
2店舗ありました。
で、
最初のうちは
その2店舗を行き来していたのですが、
支店長になってからは
師匠の前でお客さまをカットする機会は
ありませんでした。
そこで久しぶりに
師匠の前で仕事を
するようになった私は、
上手な髪型を作ろうとばかり
意識していました。
カットが終わり
師匠に何か言葉をもらえるかと
待っていると、
こう言われました。
↓↓↓
師匠
『佐藤!
お前のカットは確かに早くはなった。
でもカットに優しさが足りない。
もっと豆腐の角を切るかのように
お客さんをカットしなさい!』
↑↑↑
実は店長時代は
お客さまを次から次へと
こなさなくてはならない
プレッシャーの中で、
知らず知らずのうちに
スピードを上げて
早くカットすることばかりに
意識が向いていたのです。
師匠は分かっていたのです。
そのあたりのこととを
ズバリと指摘されました。
私のカットには柔らかさと言うか
優しさが足りなくなっていたのです。
カットのスピードを
上げようとすると、
当然髪のとかし方や
ハサミのスピードが速くなる。
スピードが速くなると
力が強くなる。
力が強くなるということは、
お客さまの髪への感触が強くなる。
つまり
大切なお客さんの髪を
物としてとらえて
カットしていたんですね。
もっと優しくカットしなさい!
まるで豆腐の角を切るように・・・。
豆腐を包丁で早く切る人って
いないですよね?
ゆっくりと優しく
切りますよね?
それと同じように
お客さまの髪を
優しくカットしなさい!
という意味なのです。
それからもう一度
私はカットは快感技術であると
意識し始めたのです。
カットは豆腐の角を切るように。。
カット中に眠くなるのには
きちんと理由があるのです。
それでは、また明日。