親父の背中その7
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令和8年1月6日
朝5時に目が覚めた。
今日は、父の火葬の日。
日程の都合で先に火葬をして
後日、告別式をやることにした。
父の教えの通り
通常の出入りに使っている門ではなく、
別な門から出棺した。
父が生前、
こんなことを言っていた。
「玄関から出さずに
違う出入り口から出すことで
亡くなった人が
家に戻って来れないようにするためだよ。
そして亡くなった人が
迷ったりしないで成仏するように
という願いがあるんだよ。」
お父さんに教わったように
別門から出したよ!
そう思いながら霊柩車に乗った。
霊柩車に乗りながら
『あ~こんな日が来たのか・・・。』
そう思いながら乗っていた。
火葬場に着き
火葬の際に使われる台を見て
いよいよこの時が来たのか
と実感をした。
たくさんの方々とともに
父を見送った。
祖父や祖母が炉に入る時は
見れなかったけど
今回は、しっかりと見た。
お父さんの最後だから
目を閉じずに
きちんと見なければ!
と思ったから・・・。
お父さん、ありがとう!
安らかに。。。
火葬が終わり
収骨の時間がやってきた。
嫌な瞬間だ。
それと同時に
それまでそこにいた父の存在がいなくなった
虚無感に無性におそわれた。
母と一緒に最初の骨を
骨壺に入れた。
その後、火葬に立ち会ってくださった方々が
続いて骨を拾ってくださる。
みんな父との別れを惜しんだ。
すべての行程が終わり
お骨になった父と家に向かった。
父の教えの通り
行きの道とは違った道を通り
帰路についた。
家に着いて祭壇にお骨を置くと
さっきまで父が横たわっていた時とは
気持ちが少し変化しているのを感じた。
こうして少しずつ
家族もけじめをつけていくのかもしれない。

