パーマの失敗をしたくない!

こんにちは、たかひこです。


今日のブログは
『パーマ』について。




お客さまから
パーマスタイルの
ご注文を受けたときに

オレが頭の中で
何を考えているのかを
お伝えしたいと思います。




まずはオーダーから。




今回はお客様から
こんな髪形にしたい!
と、ご注文を受けたと仮定します。



ちなみのお客様の髪が
こんな素敵なカール感のある
くせ毛の持ち主だったら良いですが、

地毛は直毛(ストレート毛)と
仮定します。


まずはこちらをご覧下さい。

↑ 

上の二つの写真は先ほどの
髪型の写真を想定して
実際にカットしたものです。



もちろん、

長さやバランスを
考えてカットしてあります。



でも、これだけでは
写真とは違いますよね?



決定的に違うのは…?


そうです、
カール感です!





この写真のような髪型にしたい!
と、オーダーした方は


このカール感が欲しくて
言ったのだとしたら…。



これでは長さは
似ているかもしれないが
同じ髪型とは言えませんよね?


そこで必要になるのが
カールをつけることです。


すなわちパーマです。


というわけで
パーマをかけます。



一口にパーマをかける
とは言っても、



どのようにして
パーマをかけているのか
お客さまは分からないと思いますので


今日はパーマをかける時に
実際にオレがどのように考えて
技術を行うのかをお伝えします。


では、もう一度
先ほどの写真をご覧下さい。

これを見て
どのくらいのカールがあるのかを
具体的に見ていきます。



具体的というのは
こういう感じです。


前髪に白い線がありますね。

この白い線は
前髪にはこのくらいの
カールがついているよ!
というのを表した線です。


次にこちらを見てください。

上の写真にある前髪の白い線は
まっすぐです。


これにこんなカールを
つけるにはどうしたら良いのかを考えます。


ここで出てくるのが
パーマのウェーブ効率です。


少し難しくなりますが
分かりやすく説明しますので
読んでくださいね。


ウェーブ効率というのは
ロットに髪を
一回転巻いた時に出来る
カールの大きさのことです。

IMG_20170425_120839732.jpg

このように髪の毛を
パーマをかけるときに使う
ロットに巻いた時に

どのくらいカールが
出るかを考えるんです。


もう少し具体的に
見てみましょう!

一周を100とすると・・・、

IMG_20170425_120839912.jpg

半分は50となる。

つまり・・・、

IMG_20170425_120839765.jpg

パーマをかけたときに
このくらいのカールがついていたら
50%とということです。

そこでもう一度
この写真に戻って
考えてみましょう。

この前髪のカールを
今の理論に当てはめると
30%になります。


というわけで

この前髪はロットに巻いた時に
30%かかるパーマ液を
使えば良いわけです。


同じような考え方で
他の部分を見てみましょう。

このように求めたいカールによって
薬を変えます。


ちょっとここで気になる所が!

ここです。

この部分!


他の白い線と形が違います。



ここの白い線はアルファベットの
『S』みたいですよね。



この場合に必要なのが
ロットに髪の毛を


◎1回転巻くのか
◎1回転半巻くのか
◎2回転巻くのか
◎2回転半巻くのか
◎3回転巻くのか



ということなんです。




ただ薬の強さだけでなく
ロットの回転数も
大事なんです。



そんなことを考えて
ロットを巻きます。

でも
これだけではありません!



まだまだ
パーマをかける時には
重要なことがあります。



それは
パーマ液の強さです。



先ほどのパーマ液の回転率も
強さの一つなのですが、


ここでいう強さとは
薬の浸透の強さです。



というのも髪質によって
必要な浸透の力が違うからです。



コンクリートと
畑の土をイメージしてください。




畑の土は
とてもやわらかいです。



これに対して


コンクリートは
とても硬いですよね。



やわらかければ
素手でも掘れますが、

硬いと機械を使わなければ
掘れません。




つまり


髪質がやわらかければ
薬の浸透する力は弱くていい。


髪質が硬ければ
浸透する力は
強くなくてはいけない
ということです。



写真のモデルは
実際に髪を触ってみないと
分かりませんが、


髪質は軟らかくて
太さはやや細いでしょう。



これに対して
この人形の毛の髪質は

硬くて、太いです。


つまり
こういうことです。


写真のモデルさんと
同じようなパーマを
かけたいからといって、



同じ薬を使っても
同じようなカールには
ならないということです!



そしてもう一つ。



髪のダメージです。




例えば
カラーリングをしている髪と

カラーリングを
全くしていない髪では


髪のダメージレベルが違うのは
分かりますよね。



写真のモデルさんは
カラーリングはしていない状態。



それに対して


やりたいと言ったお客さまの髪は
パーマとカラーを
繰り返しているとしたら…。



同じではないですよね?



パーマに使われる薬を
細かく見ていくと
それぞれ得意分野がある。



髪の毛を一つの丸だとすると

Photo editing_Cloud20170425_3.jpg

↑ Aのように髪の外側(表面)に
薬が効きやすいタイプと


↓ Bのように髪の内側(芯の部分)に
薬が効きやすいタイプがあります。

Photo editing_Cloud20170425_4.jpg

このあたりは先ほどの
お客様の髪質
(太い、細い、硬い、軟らかい)や



髪のダメージレベルで
どんな薬が良いか判断します。




こんなことを考えて
そのお客様の髪質や
やりたいデザインによって
ベストな判断をするんです。



そして
ベストなロットで巻きます。

実際に薬をつけた流した状態がこちら。

乾かしてみましょう!

いかがでしょうか?

感だけに頼らず、
確立した理論、綿密な計算。



そして
そのパーマを最大に
引き出すためのカット。



どれが欠けても
満足いく仕上がりには
なりません。



お店に来た時、
自分の変わる姿に
お客様はワクワクしています。



施術中、その過程に
お客様はドキドキします。



全ての過程が終わり
お客様から笑顔で
『ありがとう!』
という言葉を頂く。



この時こそが
今までの努力が
報われる瞬間です。




いかがでしょうか?




オレの髪は
真っすぐな直毛です。


髪を伸ばしていくと
真っすぐなオレの髪は
いうことを聞いてくれませんでした。



ずっとくせ毛の人が
羨ましかったんです。



大人になって
初めてパーマをかける時、


緊張と不安で
いっぱいでした。



パーマをかけて
最後に髪を流して
鏡を見た時、


『なんだこれは?』
って思いました。


だってイメージしていたよりも
『グルグル』だったのです。



まさかの
『おばちゃんパーマ』
でした。



オレが求めていたのは
さわやかなくせ毛風の
パーマスタイル!


でも
仕上がったオレの頭には
”おばちゃん”がいたのです。



だからこそ!



オレみたいな
嫌な想いをする人を
なくしたくて
パーマを勉強しました。


そうして今があります。


ゲインのパーマスタイル。





それでは、また明日。




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