親の想いと子どもの想いが違うとき。

 

 

 

こんにちは、たかひこです。



先日、テレビで
『ザ・ノンフィクション』を観ました。




毎回いろいろな人にスポットを当てて
密着していく内容で
面白くて観ています





今回の内容は
浅草の町を人力車で走る女性たちに
スポットを当てたものでした。




東京・浅草観光の名物とも言える
「人力車」。





10社以上がしのぎを削る中、
「東京力車」という会社は
女性スタッフの人数は浅草一のようです。




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そんな女性スタッフで
研修生の指導担当を務める
大学4年生のミイさん(23歳)は、

卒業後の進路を両親に伝えるため
実家に行きました。



そのミイさんがが決めた進路は
企業への就職をやめて、

「アルバイトとして人力車を続ける」
というものでした。





今でこそ指導する立場になった
ミイさんですが

かつては研修生の中でも
歴代最長となる10カ月も研修生を続けて

「卒検」に落ち続ける人でした。



それでも一人前の俥夫(人力車を引く人)に
なれたのは、

絶対にあきらめないで
自分を信じ続けてくれた
先輩たちの存在があったからだと言います。




これまでの「諦めてしまう自分」とは違い
人力車を引きながら

それぞれの夢を追い続ける先輩たちの姿を見て
決意したのが・・・、

「自分も夢を追う人になりたい」ということ。





しかし、



目指す夢や具体的な目標がないまま
「アルバイト」の状態を続けることに
両親からは反対されます。



自分の思いを言葉にできないミイさんは
悔し涙を流していました。



そんなミイさんに
東京力車の社長から

思わぬ誘いの声が
掛かりました。




なんと『社員にならないか?』
という誘い。



でも、ミイさんは
それを断ってしまうのです。




アナウンサーの夢を追いかけるためなのか?

それともアナウンサーという夢に
見切りをつけて
別な道を探すのか?



放送では結論が出ないまま
大学卒業を迎え

結局、就職をせずに
人力車を引くアルバイト生活を
選びました。




スタッフの仲が良く
この環境に居たい!

というミイさん。



一方、


青山学院を卒業したのに
アルバイトを選んだ娘に対して

何て声をかけて良いか
分からない母親の葛藤が
描かれていました。








今まで上手くいかなくて
もがいていたミイさんが

やっと見つけた居場所に
すがる気持ちも分かるし、


親としては
見つけられたことを
喜びたいけど

素直には喜べない気持ちも
分かる。





ウチの息子が同じような決断をした場合
私はどう感じ、どんな言葉をかけるのか?


そんなことを考えながら
観ていました。




いつも私が想っていることがあります。




それは


『オレにはオレの人生があり、
息子には息子の人生がある。』






自分が経験したことに対しては
言えるけど

自分が経験もしていないことで
言えることはない。




自分が経験していても
息子には息子の感じ方があると
とも言える。



だから


親の狭い考え方で
可能性を否定してしまうのだけは
したくないと思う。



息子が
岐路に立った時、

どんな声がけが良いのか
考えさせらる内容でした。




それでは、また明日。









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