角刈り、ブロース、スポーツ刈り
先日のブログで
技術プロフィールを書いたところ、
お客様からこんな反応があった。
『意外でした。
ずっと順調に来た人だと思っていました!』
全然順調になんて来なかった。
先輩からは
『お前は何て不器用なんだ!』
後輩からも
『佐藤さんて後輩の私から言うのもなんですけど
不器用ですよね。ただそれを補うほどの
努力を身近で見て来ましたから。』
って言われるほど。
不器用な自分を補うためには
練習あるのみだった。
ブロース(角刈り)はその中でも
やった方である。
ちなみにブロースって言葉は
髪型がブラシに似ていることから付いたそう。
そんなブロースをオーダーした
お客様のビフォアはこちら。
↓
硬くて太い髪なので
ブロースの似合う髪質である。
それでは仕上がりをどうぞ。
↓
直線的な形がより男らしさを
引き出している。
点と点の集合が線になり
線と線の集合が面になる。
ブロース特有の質感である。
ブロースというと
頭のてっぺん(トップ)から
カットをする理容師さんが多い。
なぜならその方が早くカットが出来るから。
確かにそうなのだが
そのように上からカットすると
顔に微妙に似合わない。
なのでオレはまずまわりからカットして
その方の一番似合う形を引き出す。
こちらを見てほしい。
↓
この白い円の所が
似合わせるポイントなのである。
分かるだろうか?
難しいだろう・・・。
この辺りのことが一目で分かると
こういうショートスタイルも
お顔に似合わせることが出来る。
↓
この辺りはブロースをやりこんだ技術者ならば
すぐ出来ること。
ただし、ブロースが切れれば出来るかというと
そうではない。
なぜなら毛先のタッチが違うから!
ブロースは毛先をいかにそろえて
アウトラインを作るかという髪型。
それに対してこのような髪型は
毛先をバラバラにして作る髪型。
このバラバラという所がポイント。
理容師だから短髪が得意とかいう
低次元の話ではない。
短髪には短髪の毛先の
ばらし方という技がある。
適当にスキはさみで
軽くしているレベルではない。
当店に5年ほどご来店頂いているお客様から
こんなことを言われたことがある。
『佐藤さんって理容師さんなのに
スキばさみが上手いですよね!
なんか理容師さんてそろえるのは
上手なイメージがあるんですけど
スキばさみとかって下手なイメージがあるんです。
ムラがあるって言うか・・・、
軽いところもあれば
重いところもある。
佐藤さんはきちんとピンで止めながら
一つづつ確認しながらカットしてくれますもんね。』
いや~なかなか鋭い意見。
プロ顔負けの観察力です。
どうやら理容室と美容室の両方を
さんざん行きまくったらしい。
流石に数多く行っているだけある意見。
このように硬い髪型と柔らかい髪型の両方を
作れるのがオレの強みである。
フェイドのような短い髪型で
トップの毛先は柔らかいタッチ。
短髪を愛する方は
お任せ下さい!
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本日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。
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