子どものやる気スイッチを見つける方法
大の大人が涙を流しながら
聞いている。
中学生の子どものいる前で
人目をはばからずに
泣いている。
どうして大人が子どもの前で
泣くのか・・・?
このブログの作者は
このブログの作者は・・・
息子から憧れるくらいカッコイイ父親で
世の中をいっぱいにしたい!
という想いから
全額借金をして茨城県北茨城市に
バーバーショップゲインを設立。
6年目を迎えた現在は
2ヶ月先まで予約が埋まり
300キロ離れたところからでも
お客さまが通ってくれる
かっこいいオヤジしか作らない男です。
それでは、
2022年11月2日(水)のブログスタート♬
昨日のお休みの日は
以前から楽しみにしていたことがありました。
それはある人のお話を
聴きに行くことです。
そのある人とは
『命の授業』という本を書いた
腰塚勇人先生です。
著者の腰塚勇人さんは
1965年、神奈川県生まれの
元・中学校体育教師、元・養護学校教師です。
大学卒業後に中学校の体育教師になった
腰塚さんは学級担任やバスケット部顧問として
「熱血指導」の日々を送っていました。
そんな2002年3月1日、
人生を大きく変える事故が起きます。
スキーでの転倒で「首の骨」を折り、
奇跡的に命は取り止めたものの
首から下がまったく動かなくなったのです。
当時、医師からは
「一生、寝たきりか、よくて車イス」
と宣告をされ自殺未遂・・・。
その後、
妻、両親、主治医、看護師、生徒たち
職場の同僚などの応援と励ましを受け
「自分の命があらゆるものに助けられ
生かされていること」に気づき
「笑顔」と「感謝」と
「周りの人々の幸せを願う」ことにより
奇跡的な回復力を発揮したそうです。
そして
「下半身と右半身の麻痺」など
障がいを残しながらも
4ヵ月で現場に復帰して
中学3年生の担任を務めました。
主治医からは
「首の骨を折って
ここまで回復した人は、
治療した中では、
腰塚さんだけだ」
と言われるほどの
「奇跡の復活」だったそうです。
その体験を「命の授業」として6分ほどの
動画にして公開したところ30万人がアクセス!
『奇跡体験アンビリバボー』
『テレビ寺子屋』に出演。
現在「命の授業」の講演家として
自らの経験を元に
「命の尊さ」を
全国の小学校、中学校、高校、
そして一般の方々に伝える活動をしています。
そんな腰塚先生が
おとなりの高萩市にいらっしゃるというので
行ってきました。
腰塚さんはリハビリを終えて
学校に戻るとき
自分に『5つの誓い』を
決めたそうです。
①『口』は・・・、
人を励ます言葉や
感謝の言葉を言うために使おう!
②『耳』は・・・、
人の言葉を最後まで
聴いてあげるために使おう!
③『目』は・・・、
人の良いところを
見るために使おう!
④『手足』は・・・、
人を助けるために使おう!
⑤『心』は・・・、
人の痛みが分かるために使おう!
と決めたそうです。
私はこれを読んで
自分自身を恥じました。
私の口は
息子をほめる回数よりも
注意する回数が多かったからです。
私の耳は
息子の話をさえぎって
『いいから早くやれ!』
と、最後まで聴かずにいました。
私の目は
きちんと勉強をやったのか?
食事のマナーを守れているか?
などど
注意する目になっていました。
私の手足は
お客さまのためばかりに動いて
家族を助けていたのだろうか?
私の心は
妻や息子たちのつらさに
寄り添えていたのだろうか?
全く出来ていませんでした。
本を読み進めて行くと・・・。
腰塚さんは
首の骨を折った後
お医者さんから
『赤ちゃんが出来ないかもしれない』
と言われていたそうです。
でも、奇跡が起きて
奥さんのおなかに赤ちゃんが出来たそうです。
生まれて来た子どもは
転んでも、転んでも
あきらめないで
何度も立ち上がって
歩いてくれた・・・・と。
『子どもの笑顔』は
人を幸せにしてくれるんだ・・・と。
そう、書いてありました。
私は忘れていました。
長男をやっと授かった時に・・・。
次男がとっても早く生まれた時に・・・。
次男を産むときに
カミさんが死ぬリスクの事まで
医師から説明を受けながらも
助かった時に・・・。
私は『生きているだけ良い!』
と、声をかけたのに。。
いつの間にか
多くを望み過ぎていました。
お客さんが来なくてヒマ過ぎて
食べていくのさえ不安の中
カミさんは私についてきてくれたのに。
私がどんなに怒っても
息子たちは屈託のない笑顔を
私に見せてくれるのに。
私は『なんで○○しないんだ!』
と悪いところばかり
目が行っていました。
この本は
そんなことに気づかせてくれました。
この本に出会って
私の子育ては大きく変わりました。
変わりましたが
今度は私の中で『迷い』が生まれました。
今までの私の子育ては
一本筋の通った考えだったのですが
それがこの『5つの誓い』によって
心を動かされて以来、
迷いが出てきたのです。
子どもを育ていると
叱る時があります。
今までであれば
すぐに叱っていたのですが
最近は叱ることよりも
『良いところ』を見るようなりました。
『良いところ』を見るようになると
子どもをほめるようになります。
そんな生活をしているうちに
今度は叱れなくなってきました。
こんな子育てで
息子が大人になって大丈夫なのか?
と思うようになりました。
そんな疑問があったので
私は腰塚先生にこれらのことを質問しました。
すると腰塚先生は
こう答えました。
↓↓↓
『子育てには
父性と母性が必要です。
父性とは・・・、
責任を持つということです。
責任を取らせるということです。
母性とは・・・、
受けてめてあげることです。
父親には
父性と母性の両方があります。
ただ、母親よりも
父性の方が強いです。
母親にも
父性と母性の両方があります。
ただ、父親よりも
母性の方が強いです。
それが最近、
母性しかない親が増えてきています。
事情によっては
お母さんが父性と母性の
両方をやらなければならない
状況の人もいます。
きちんと育てようとするあまり
父性の性質が強く出ている母親がいます。
大切なのは
両方です。
なので両方あって良いと思います。
社会に出たら
責任を取らされることばかりです。
なので
そのあたりのことは
家庭でもしっかりと教えるべきです。』
子育てで迷っている中に
また『道』が見えてきました。
腰塚先生はこう話されていました
子どもは薪(まき)と同じだよ。
乾いている薪も
湿っている薪も
燃えるかどうかは大人次第!
って。。
大人が覚めていたら
子どもの心を燃やすことはできないですよね。
大人が疲れていたら
子どもは『大人になりたい!』
って思わないですよね。
すごくすごく良い時間でした。
中学生にとっても
先生にとっても
親にとっても
みんなの心が動いた時間でした。
講演が終わった後
人目もはばからず泣いている父親がいます
泣いている
母親がいます。
言葉が出ないくらい
心を動かされたお年寄りがいます。
良い大人が涙を流す・・・。
そんな姿を子どもに見せたって
良いじゃないですか。
子どもの心に火をつける前に
俺たち親が自分の命を燃やしましょう!