パーマの時に大切なこと~②どんなパーマ液を使うのか?
昨日の記事。
↓↓↓
パーマをかけても
上手くいくとは限りません。
ポイントは3つ!
①どんなカールをつけるか?
②どんなパーマの薬を使うか?
③どんなカットをするのか?
この3つが出来ていないと
スタイリングが簡単で
他人から『カッコイイね!』
と言われる髪型にはなりません。
ということを
お伝えしました。
今回は2つ目の
『どんなパーマ液を使うか?』
についてお伝えします。
前回のブログでお伝えした
『どんなカールをつけるか?』も
大切ですが、
今度は
『薬の浸透の強さ』
についてです。
というのも髪質によって
必要な浸透の力が違うからである。
浸透の力・・・。
どういうことでしょうか?
例えば、
カチンコチンに硬い土と
さらさらしている砂を
イメージして下さい。
さらさらの砂は
とてもやわらかい。
これに対して
カチンコチンの土は
とても硬い!
やわらかければ
水も染みていきやすいですが、
硬い土だと
なかなか染みていきません。
同じように
髪質がやわらかければ
髪に薬が染みていく力は弱くてOK。
髪質が硬ければ
髪に染みていく力は
強くないといけません。
写真のモデルさんは
触ってみないと分かりませんが、
髪質は・・・、
軟らかくて
太さは・・・、
やや細い。
これに対して
この人形の毛の髪質は
↓↓↓
髪質は・・・、
硬くて、
太さは・・・、
やや太い。
つまりこういうことが
言えます。
写真のモデルさんと同じような
パーマをかけたいからといって
同じ薬を使っても
同じようなカールにはならない!
ということなんです(゚ロ゚)
だから
パーマ液のパワーを
使い分けなくてはならないんです!!
そしてもう一つ!
髪のダメージレベルです。
例えば
カラーリングをしている髪と
カラーリングを
全くしていない髪では
髪のダメージレベルが違うのは
イメージ出来ますよね。
写真のモデルさんは
カラーリングはしていない状態。
それに対して
やりたいと言った
お客様の髪が
パーマとカラーを繰り返している
としたら・・・。
同じではない!
分かりますよね?
それと、
パーマに使われる薬を
細かく見ていくと
それぞれ得意分野があります。
髪の毛が
一つの丸だとすると、
↓↓↓
↑↑↑
Aのように髪の外側(表面)に
薬が効きやすいタイプと
Bのように髪の内側(芯の部分)に
薬が効きやすいタイプがあります。
↓↓↓
この辺りは先ほどの
そのお客様の髪質
(太い、細い、硬い、軟らかい)や
髪のダメージレベルで
どんな薬が良いかを判断します。
こんなことを考えて
そのお客様の髪質ややりたいデザインによって
ベストな判断をします。
そして
ベストなロットで巻きます。
実際に薬をつけて
流した状態がこちらです。
↓↓↓
乾かしてみると・・・。
↓↓↓
いかがか?
感覚だけに頼らず
確立した理論、
綿密な計算が大切です。
だから再現できるんです!!
しかし!!、
パーマはこれだけではありません。
そのパーマをかけるために
考えるべきことが3つあると
お伝えしてきました。
↓↓↓
①どんなカールをつけるか?
②どんなパーマの薬を使うか?
③どんなカットをするのか?
この中でも最低ですが
最大に大切なのが・・・、
『パーマを考えたカット』なんです!!!
明日は
『パーマを考えたカット』について
お伝えしていきますね(^_^)