パーマの時に大切なこと~③どんなカットをするのか?





今日のブログは昨日のつづきです。




昨日のブログ



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今日はこのつづきで
パーマをかける時に大切なことの
3つ目で

『どんなカットをするのか?』
についてお伝えします。






一般的に美容師さんが
お客さまからオーダーを受けて
カットをする場合、

大きく分けて
2つの工程でカットをしていきます。




2つの工程というのは

①形をつくるカット

②雰囲気作りのカット


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この2つです。




くわしく解説をしましょう。




①形をつくるカットとは?




形をつくるというのは
髪型の土台を作るカットのことです。







例えば、



家を建てるとき
2階建ての大きな家を作るのか?

平屋のコンパクトな
家を作るのか?




それによって
出来る形が変わりますよね。




髪型も同じです。






こちらをご覧下さい。



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短い髪型をつくる時の
カットと


長い髪型をつくる時の
カットは



長さが違うのは
わかりますよね?





この長さの違いが
家づくりでいう
大きさの違いです。





次に進みます。






次は『形のちがい』です。





こちらをご覧下さい。




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丸く作るのか?



直線的に作るのか?





先ほどの長さと合わせて
この形を組み合わせることで
『髪型の土台』が出来ます。




これが家づくりでいう
『柱が立った状態』です。










家づくりでも
この基礎や土台が

しっかりしていないと
揺らぐように

髪型も
ここがしっかりと作れていないと
『持ちが悪い』となります。







さらに進みます。






髪型の土台の形が出来たら
次は『間引きカット』です。





間引きカットとは
こんなカットです。



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くわしく解説をしましょう。





間引きとは空間づくりです。





空間づくりとは
『髪が動くスペースを作る』
ことです。









イメージしてください。











あなたは今
6人乗りのエレベーターに
6人目として乗りました。














この時、
あなたはそのエレベーターで
自由に身動きが出来ますか?











出来ないですよね。











なぜなら
動ける空間(スペース)がないから!








でも、


そのエレベーターから
5人降りて

2人しか乗っていなかったら…。









動きやすいですよね?












髪も同じです。




髪の量が多くても
ただ単に軽くするだけでは

髪の量は減っても
髪の動きは出ません。


ポイントは空間づくりです。






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この空間が上手く作れていると
パーマもきれいにかかったり
スタイリングも簡単にできます。





この『間引きカット』が
出来ているかどうかも

いわゆる
『カットのもちが良い、悪い』
につながります。





そして最後は
『髪の量の調整』です。





どんなに形や間引きカットが
よく出来ていても
髪の量が多すぎたら

スタイリングやパーマは
良い感じにはなりません。





ここでよく使われるのが
『スキバサミ』です。







あなたも聞いたことは
あるでしょう。




そして

オーダーのと気に
『軽くして下さい!』

とか

『梳いて(すいて)下さい!』
と言ったこともあるでしょう。




このスキバサミの使い方が
悪いと

スタイリングやパーマは
良い感じにはなりません。





一般的な美容師さんは
こんな感じで梳きます。



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①髪の根元で
スキバサミを1回開閉して梳く。

②髪の中間で
スキバサミを2回開閉して梳く。

③毛先で
スキバサミを3回開閉して梳く。




こんな梳き方をしている方が
9割です。







私からしたら
『ドアホ野郎!!』です。




お客さまの髪の量が
みんな同じならばこのやり方でも
良いかもしれませんが


お客さまはそれぞれ
髪の量が違います。



にも関わらず
画一的にやっているバカ美容師。



ちゃんとお客さまを見て下さい!
と言いたいですね。





だからこんな風に
バカみたいに梳きすぎて

『スカスカ』な状態になって
お客さまがセットで出来なくて
困るんです。














あと、多いのが
たくさん梳けるスキバサミで
時間短縮する美容師。

 

 

↓↓↓


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カット時間は早いですが
美容室に行った次の日に

お客さまが
『自分でセットが出来ない!』

という悩みが寄せられます。





この3つを組み合わせて
カットが成り立ちます。



①長さを作るカット

②間引きするカット

③髪の量を調整するカット




そしてパーマの時は
この3つに加えて

パーマを考えたカットが
必要なんです!!





一般の美容師さんは
単純にカットをしたところに
パーマをかけます。



パーマが上手な美容師さんは
パーマを考えたカットをした上で
パーマをかけます。



この違いです。





そして、

 



どんな太さのロットを
髪のどの部分に何回転巻くのか?






それらを逆算して
カットをします。




先ほどの3つのカットと
この4つ目の
『パーマを考えたカット』
キレイに組み合わさること。




そして前回までの

①『どんなカールを作るのか?』

②『どんなパーマを液を使うのか?』


これらが組み合わさることで
スタイリングのしやすく
カッコイイ髪型になります。






 

 

 

いかがでしょうか?





3回に渡ってお伝えしてきた
『メンズパーマの仕組み』




『へぇ~そんな風になっているんだぁ』
と知って頂ければ嬉しく思います。





と、ここで終わる予定でしたが
もう一つお伝えしたいことがあります。




それについては
明日書きますね~(^_^)





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